お庭のチェックは重要ポイント
子供がいよいよ幼稚園に通う年齢になった時、幼稚園選びは親にとっては一大イベントでもあります。もちろん、自宅から1番近いところを選ぶという場合も少なくはありませんが、そこが果たして我が子にとっての最良の環境であるかどうかをまずは考えてみましょう。幼稚園と一口に言っても、いろいろなタイプがあります。
庭があるかないかということは、実は重要なポイントのひとつです。狭いスペースしかないため園内で外遊びが出来ないとなると、どうしても教室での遊びが多くなります。子供が活発である場合、のびのびと外で遊べないことで子供ながらにストレスが溜まってしまうということも十分にあり得ることではないでしょうか。近所の公園等に移動して園児に外遊びをさせるという幼稚園も増えていますが、移動の際の安全性や公園までの距離なども気になるところです。そういった意味では入園前に園庭があるかどうかということは、重要な選択肢のひとつになるのではないでしょうか。
幼稚園は1学級に何人が定員になっているのか
幼稚園は文部科学省の管轄であるため、学校教育法に基づいて教師などを配置しなくてはならず設備も整えなくてはなりません。保育園の場合厚生労働省が管轄しており、児童福祉法に基づいているので必ず必要となる職員は保育士と嘱託医、例外的に置かなくても良いが置いたほうが良い職員に調理員となっていますが、幼稚園では園長と教諭、学校医や学校歯科医、学校薬剤師は必置職員になります。
保育園では子供の年齢に応じて職員の配置が決められており、3歳児では20人に1人、4歳から5歳では30人に1人となっていますが、幼稚園の場合は1学級あたりの教諭は1人であり幼児の数は35人以下が原則になっています。ですが幼稚園においては一つの学級に35人幼児がいると、十分に目が行き届かないことから、年少児では25人ほど年中や年長児では30人ほどに抑えていることが多いです。さらに年度初めなど子供が不安定な時期には、担任の教諭の他に補助の教諭が数人入ることがあります。